お悩み相談室

第488回 もっといい人と出会えるのでは…

公開
相談者 (40代 女性)
お相手 (40代 男性)

37歳独身です。自分のことを好きだと言ってくれる彼と付き合うことになりました。次付き合う人が結婚相手だと思って付き合っているのですが、本当にこの人で良いのかと不安です。一緒にいて楽しいですし、嫌いなタバコもやめてくれて、本当に大事にしてくれるのですが、束縛気味で心配性なところがあり息が詰まりそうになる時があります。正直、婚活に明け暮れ疲れ果てていた時に知り合い、全然タイプではありませんでした。もしまた婚活を再開した場合、もっといい人と出会えるのでは、、と考えてしまうのです、、出会えていたらこの歳まで独身のはずがないので高望みするなと怒られるかもしれませんが、、今の彼が運命の人なのでしょうか?

チーコさんの回答

何ものにも縛られないペガサスのあなたと常に人恋しいひつじの彼。あなたは束縛だと感じていても、彼にとっては尽くしているだけのこと……そんなすれ違いが生まれやすいでしょう。彼が束縛気味なのは、あなたに「この人でいいのか」と疑念を抱かれていることを勘づいているからかもしれません。「尽くしたら感謝されたい」「愛したら大切にされたい」と強く願うひつじだけに、あなたから同等の感謝や愛情が返ってこないことで、いっそう不安になり、束縛が過熱してしまうのです。
結婚とは不思議なもので、「この人が運命の相手だ」と確信して結ばれても、やがて心が離れてしまうことがあります。反対に、運命めいたものを感じないまま結婚したのに、おしどり夫婦になることもあるでしょう。運命は天から授けられたものであると同時に、あなたが作り上げていくもの、彼と積み上げていくものなのです。ふたりが心から愛し合ったとき、運命の糸がさらに強く紡がれていく。そのようなイメージを持って、彼と向き合うといいかもしれません。また、愛や感謝のお返しがほしい彼には、あいさつ代わりに「うれしい!」「ありがとう」と言ってあげてくださいね。すると、不安が消え、不安が消えたことで、束縛する必要性を感じなくなるはずです。あなたも息が詰まることが少なくなって、今まで以上に楽しくつき合っていけるでしょう。今年は「愛の巣」がほしくなる時期でもありますから、彼を人生のパートナーとして意識するようになるかもしれません。「タバコを吸うオレを好きになれ」なんて傲慢な男性もいるのに、彼はタバコをやめてくれました。そのやさしさも胸に刻んでくださいね。
それでも不満を拭えないのなら、現状にけじめをつけ、婚活を再開するのがベターかもしれません。4月は異性をとりこにできるとき、5月は堅実な出会いが訪れるとき、7月は家族ぐるみの交際をするといいときです。それらの傾向を念頭において活動しましょう。
あなたくらいのお年頃ですと、女性がさまざまな決断を強いられます。あなたも日々、どうしようか迷うことが多いでしょう。そのジレンマ、相談室でも理解できる気がします。でも、女性は強い! ともに明日へと踏み出していきましょうね。ポイントとなるのは、どんな結論を出すにせよ、あなたが幸せになること、そして後悔しないことです。ご自身の「心の声」に耳を傾けて、決断するようにしましょう。