お悩み相談室

第593回 6年間交際している彼とケンカの繰り返し。どうつき合っていけばいいの?

公開
相談者 (40代 女性)
お相手 (40代 男性)

会社が同じで6年間交際しています。性的には惹かれあっているのですが人間的に分かり合えません。喧嘩ばかりを繰り返し疎遠になっているのですが、人としてどう付き合っていくのが良いのでしょうか?

チーコさんの回答

ブラウンの虎のあなたと、ブルーの黒ひょうの彼は「献身性」という言葉でつながっています。お互いに思いやり、身を捧げるカップルです。一方で、このカップルにケンカが増える原因も「献身性」にあります。お互い献身性が高いあまり、余計な気を回し、疲れてしまっているのかもしれません。つまり、プラスに作用するはずの「献身性」の高さが、今はマイナスに働いてしまっているのです。
出会ったころは、瞳にバラ色のコンタクトレンズをはめているような感じだったかもしれません。好きで好きでたまらないので、価値観の違いすら魅力に見えますし、せっせと尽くしても、なんの不満も生まれません。でも、6年という年月をともに過ごしていると、バラ色のコンタクトレンズも色を失い、無色透明になってきます。そうすると、ありのままの相手のことが見えてくるので、相手への要求が増えたり、相手が悪いと攻めたくなりがちなんですね。夫婦の倦怠期のような状態を迎え、ちょっぴり自分勝手になっているとも考えられます。
人として上手につき合っていくには、気持ちの上でスタンスをとるといいでしょう。ケンカした内容を思い出してみてくださいね。あのとき彼に言った言葉を、女友達にも言えますか? あの日彼に取った態度を、仕事の関係者にも取れますか? 答えはおそらくノーだと思います。常識的でおっとりしているブラウンの虎なら、社会では常に愛ある言動を心がけているはずです。だから、彼に対しても心の中であと5センチだけ、距離を開けてみましょうね。たった5センチの距離を意識するだけで、あなたに適度な遠慮が生まれ、「ここから先は言わないでおこう。彼はメンツを気にする黒ひょうだから、顔を立ててあげなくちゃね」なんて考える余裕が出てくるでしょう。
また、おふたりとも希望キャラがチータで一致していました。チータを希望キャラに持つ人は、「ぶっちぎりで勝ちたい」「物事を素早く終わらせたい」という希望が強いのです。そのため、ケンカになるとお互い勝つまで譲らず、どうしても繰り返してしまっているようです。でも、小さなケンカはふたりの「献身性」があればいくらでもカバーできますから、気にしないようにしましょうね。もっと重要なのは、お互いに本心では、ケンカを素早く終わらせたいと思っている可能性があるということなのです。少なくともあなたは、こうしてご相談してくださったように、ケンカを繰り返す状態がつらく、早く終わらせたいと望んでいるのでしょう。今度またケンカになってしまったら、こちらから終了宣言をしてみてくださいね。「さあ、ケンカはもうおしまい。トランプでもしようよ!」とか、「けんか両成敗でお互いに謝ろう。仲直りのしるしに、コンビニの新スイーツをチェックしに行かない?」とか、まるで別の提案をするとよさそうです。新しい提案をされるのが大好きなブルーの黒ひょうの彼には、この方法が結構効くかもしれませんよ。チータが希望キャラのおふたりならきっと大丈夫です。スピーディーに立ち直り、明るく笑い合うことができるでしょう。