チーコさんの動物占いルポ

相談者のデータ 2019年08月09日

猿
  • ブラウンの子守熊
  • 女性
  • 30歳
  • 夢に夢見るロマンティストである一方で、経済観念などはドライで現実的。
悩める人々を救いたい一心で行っている占いカウンセリング。最近、どんなことで悩むのか、キャラクターごとにいくつかの傾向があることに気づいた。

先日私のカウンセリングルームを訪れたのは、子守熊×ブラウン・女性・30歳。夢に夢見るロマンティストである一方で、経済観念などはドライで現実的だ。彼女も例外に漏れず……
彼女は愛し合うふたりのために働きたいと思い、ウエディングプランナーの道を歩き出した。キャラは気品ただようブラウンの子守熊で、新郎新婦やその家族からの評判も上々だった。結婚式・披露宴では裏方に徹しつつ、自分のことのようにドキドキしたりワクワクしたり。結婚式のプロが泣くわけにはいかないと、もらい泣きをこらえることも多かった。何もかもがフレッシュで充実感に包まれていた。
だけど、慣れるにつれて仕事の楽しさが薄れていきました。人の幸せばっかり見て、私の幸せはどこに行っちゃったの~って。それからはお金のために働く感じになりました。自分が結婚するときにパーッと使いたいから、ランチ代を削って貯金しています。結婚資金は順調に貯まってるんですけど、肝心の相手がいないんですよね~。今の職場は女性とおじさんしかいないし。転職しようか迷ってるんです。男性が多い会社を探せば、新しい出会いもありそうじゃないですか!
半年後に清算することでチャンスを得る時期が到来するが、私はこのことを彼女に伝えるべきか逡巡した。なぜなら、今の彼女は現状に飽きているだけで、決して前向きな転職とは思えなかったからだ。
ブラウンの子守熊は楽しさを求める達人です。きっと一生思い出として残るすばらしい結婚式や披露宴を提案してきたはずです。仕事に就いた当初は見るもの聞くものすべてが新鮮だったけど、今では当たり前のことになってしまって、ほかのことを考える余裕が出てきたのでは?あなたの場合、それがご自身の結婚だったのね
最初のころは、私がプランニングしたカップルから『結婚しました』ってハガキが届くと、幸せのお手伝いができたんだって嬉しかったなぁ。赤ちゃんを抱っこして、あいさつに来てくださる方もいました。そんなときは、ああ、私の仕事は、こんなふうに家族を結ぶ仕事なんだって、しみじみ感じるんですよね……。私、自分の結婚を逃げ場にして、新しい刺激が欲しかっただけなのかな?
転職をするなら半年後がチャンスです。でもね、人を幸せにする今のお仕事は、ブラウンの子守熊に向いていると思います!ブラウンの子守熊は『新郎新婦の希望』と『式場の利益』の二面性を両立させて、しかも演出する力だって持っているのよ。別の職種でお勧めできるのは、そうね……
いくつか向いている職業を挙げたが彼女は上の空だった。「自分が結婚するときは1億円のドレスを着たいんです。まだまだ貯金しますよ~!」と話す。この言葉は実にブラウンの子守熊らしい。夢を抱きながらウエディングプランナーも続行するというステキな宣言だと思った。