小説家・山崎豊子さん88歳で逝く

2013年10月02日(水)

レッドのひつじ「白い巨塔」「大地の子」など社会派小説で知られた作家・山崎豊子さんが死去されました。毎日新聞の記者時代から小説を書き始め、生家の昆布商を題材にした「のれん」で作家デビューしました。山崎さんは、権力や組織の裏面を暴き、巨悪と向き合う個人を描き、さらに男女や家族と言った人間模様を盛り込むことで、幅広い読者の支持を得ていました。徹底した取材が作品のリアリティーを支えたものでした。その様な山崎さんの動物キャラは、レッドのひつじです。探究心旺盛で、情報集め、人脈集めが大好きなひつじキャラです。スパイスの効いた軽妙なユーモアで周囲の人を和ませる、楽しくておおらかな人です。常に冷静で、周りをよく観察しているからこそ、スパイス効果は核心をついて、むしろ人を引き付けたようです。本質は、一本気な正直者ですが、自然体でゆったりと構えた雰囲気があります。世のため人のために生きたいと思っている性格から、ジャーナリストは適職だったのでしょう。「神様には私の青春を返してと言いたい。もっと勉強したかったし、本も読みたかった。」と、2009年に毎日出版文化賞授賞式で語られたそうですが、最後まで飽くなき追究を続けた山崎さんらしい発言ですね。安らかにお眠りください。

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