任天堂元社長、山内溥さん死去

2013年09月20日(金)

グリーンのチータ世界的企業に育て上げた経営者が、またもや亡くなられました。山内氏は、昭和24年に社長に就任して50年以上在籍し、家庭用ゲーム機「ファミリーコンピュータ」を、世界的なテレビゲーム機に育て上げました。もちろん会社も、それまでは花札、トランプがメインのメーカーだったのを、3代目社長として任天堂を世界的なゲームメーカーに育て上げたのでした。平成4年には、当時経営危機に陥っていた米メジャーリーグのシアトル・マリナーズを私費で買い取り、一時オーナーになったこともあります。山内氏は、任天堂創業家の生まれですが、労働争議や、2度にわたる経営危機など荒波を乗り越え、ワンマン経営とか、カリスマ性とか言われながら、幹部社員らからは厚い信頼を受けて、世界企業へと創り上げました。このような山内氏の性格を占ってみますと、動物キャラでは、グリーンのチータです。山内氏は、責任感が強く頼りがいがあり、決めた道をまっすぐに進む、一本気な人です。ワンマンとかカリスマ性とか言われながらも、幹部社員の信頼があったのは、相手を支配する関係より、お互いに認め合う関係を大事にしたいと思っているからでしょう。常に自分を客観的に見ることと、事実を大切にする態度があり、地に足のついた堅実な生き方をします。人の我儘を受け止め、包み込むことが出来るおうようさがあり、周囲からの信頼は絶大です。いつもプラス思考で、楽観的、後ろ向きな発言をしない人です。そこで、山内氏が最後に岩田聡氏に社長職を譲った時、「異業種には絶対手を出すな」と言う言葉を残したそうです。これからの経営者がお手本にする経営者が、また一人いなくなったことは、日本企業にとっても損失が大きいですが、ご冥福をお祈りいたします。

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